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鈴木 隆博; 大山 直幸; 朝倉 伸幸
no journal, ,
モーショナルシュタルク効果(MSE)計測器の光学系をビーム放射分光(BES)計測器として活用し、タイプI ELMにより放出されたプラズマ(ELMパルス)のスクレイプオフ層での伝搬をJT-60Uにおいて測定した。ELMパルスの伝搬速度はELMによるプラズマ対向機器への熱負荷に影響する重要なパラメータである。本MSE/BES計測器は加熱用中性重水素ビームがELMパルスとの衝突で励起された後に放出する光(光)を測定し、発光強度はELMパルスのプラズマ密度に比例する。このプラズマ密度の増加のSOL中での伝搬によりELMパルスの伝搬を評価する。この際、制動放射などの背景光をビーム放射光から除去する必要があった。また、MSE計測のために動作させている光弾性変調器により誘起されるビーム放射光強度の変調を除去するために多くのELMパルスにわたっての同期平均を行うことで、本ELMパルス計測と安全係数分布計測を同時に可能にした。異なるプラズマパラメータを有する幾つかのJT-60U放電に本手法を適用し、ELMパルス伝搬速度のプラズマパラメータへの依存性を議論する。
廣田 真; Morrison, P. J.*
no journal, ,
電子慣性を含む簡約化MHDモデルのハミルトン構造に着目し、それに対する変分原理を構成することによって、無衝突磁気リコネクションの線形・非線形解析に応用した。平衡状態のまわりにおいて、プラズマの変位場に関して摂動展開することにより、MHDのエネルギー原理に相当する(摂動のポテンシャルエネルギー)が電子慣性効果を含んだ形で定式化できる。が負となる変位場を見つけることにより、テアリング不安定性の線形成長率を求めることができる。さらに、この不安定モードが成長した非線形段階においても、ポテンシャルエネルギーの変化量を調べることで、不安定性が加速的に成長することを示すことができる。